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焼香(しょうこう)

焼香(しょうこう)とは


焼香は、清浄(せいじょう)な心で故人を偲ぶ儀式です。仏教においては、香りが浄化の力を持つと考えられており、その香りを通じて故人の霊を慰めるとともに、生きている者が故人を偲び感謝の意を示す機会となります。

焼香の歴史


焼香は古代インドから始まりました。当初は神々への供物として使われていましたが、仏教が中国を経由して日本に伝わると、仏教儀式の一部として取り入れられました。焼香の一つである線香は、仏壇への日常的なお供えとして行われます。

お葬式のときの焼香の流れ


お葬式では、故人への最後の別れの一部として焼香が行われます。焼香台(しょうこうだい)の前に進み、抹香(まっこう)を香炉(こうろ)に落とし、故人への哀悼の意を表します。具体的な流れは以下の通りです。

  • 焼香の順番としては、家族や親族が先に、その後に友人や知人が続きます。
  • 案内に従って、遺族に一礼し、その後、お坊さんに一礼し、焼香台の前に順番に進みます。
  • 焼香台の前で、右手にある抹香(粉末状の香)を親指と人差し指、中指の3本で少量つまみます。
  • 次に、つまんだ抹香を額に持っていき、故人の冥福をお祈りします。
  • つまんだ抹香の香りが出るように、香炉の中の炭の上に落とします。
  • 香炉に抹香を落とした後は、合掌して深々と頭を下げます。
  • 頭を上げて、焼香台から離れるときに、遺族に一礼し案内に従って移動します。

ただし、この流れは一般的なものであり、地域や宗派によって細かな作法が異なることもあります。