葬具 (そうぐ)
2024年04月30日
葬具(そうぐ)とは
葬具とは、葬儀で使われる道具の総称です。
葬列を起源とする葬具は、「野辺の送り」につかう「野道具(のどうぐ)」を由来とした、白木や紙などで作成された仏教のお葬式に用いられる仏具です。
野辺の送りとは、葬送の儀式を指し、近親者たちが列を成して故人を火葬場や墓地へと見送る儀式のことです。こういった葬列は、時代や地域によって葬儀の形態が変化し、現代の葬具となったとされています。
例えば、野道具が変化した葬具として、松明(たいまつ)や四華花(しかばな)、仏具が変化した葬具として、位牌(いはい)や香炉(こうろ)などがあります。
葬具には、故人を守り極楽浄土への旅立ちを願う意味が込められています。